低温調理器のランニングコスト
使い続けなければもったいない!
食材と調味料を真空パックして、お水を入れた鍋に低温調理器をセットするだけで、あとは自動的に温度調節と時間管理を行ってくれる。今まで専門店などでなければ食べられなかったような本格的なローストビーフなどが手間いらずで自宅で手軽に食べられるとあって大人気の低温調理器。しかし、そんな低温調理器にも弱点はあります。
まず、食材を真空パックして加熱する必要がありますから、食材そのものの味や香りが封じ込められます。つまり、新鮮な食材を使う必要があるということです。それと、調理後に保存するためには、雑菌の繁殖を防ぐために急速冷却する必要があります。もちろん、調理中も100℃を超えることはないので、雑菌などが繁殖しないようにしっかりと衛生管理する必要があります。それと、細かいことではありますが、食材は全て真空パックする必要があるので、商品によっては別途真空パックするための機械を購入する必要があるかもしれません。もちろん、真空パックそのものにもコストはかかります。最後に、意外と多いのが「ローストビーフを作ったら満足した!」といった声。低温調理器は一般的な火を使うレシピとは全く異なるため、レシピがそれほど多くありません。確かに家でできたら楽しいだろうな、美味しいだろうか、と感じる料理はありますが、毎日使うものでもないので飽きてしまって使われなくなってしまう、という可能性があります。
できるだけ新しいレシピを探しつつ、同じローストビーフでも味付けをアレンジするなどの工夫も必要かもしれません。そのあたりを楽しめるかどうかが、低温調理器を楽しむコツといえそうですね。